ぺてるぶろぐ

カテゴリ:ロシア > 文化・習慣

東京のワガノワ・バレエスクールから、岩井久美子さんのマリインスキーバレエ団入団が決定しました。1783年より長い歴史を歩んできたこの劇場で、正式な団員として日本人バレリーナが採用されるのは初めてとの事です。

今回入団した石井久美子さんの憧れのプリマは、このマリインスキー劇場で活躍しているウリヤナ・ロパトキンだそうです。私も滞在中に彼女の舞台を生で観たいとマリインスキー劇場へ足を運びました。演目、役柄は異なりながらも、やはり他のダンサーとは群を抜いて魅せられる演技でした。ウリヤナさんが白鳥、黒鳥を演じた舞台は公式のDVDとしても発売されています。
 

話が少し逸れましたが、マリインスキー劇場といえばチャイコフスキーの3大バレエ『白鳥の湖』、『くるみ割り人形』、『眠れる森の美女』が生まれた帝室劇場です。
今年5月に新館をオープンしましたが、かねてよりインターネット中継や6月には3Dで舞台を世界へ中継等、劇場へ直接訪れる人達とそれ以外の人達に対しての窓口を広げ、ロシアバレエを展開できるよう力を入れている印象です。芸術に対する積極性はさすがですね。現在まで歴史を刻み続けてきたのにも納得です。

他の記事でも言及されている通り、ボリショイ劇場で2012年まで活躍していた岩田守弘さんを始めとして、ロシアで活動をしている日本人ダンサーは決して少なくはありません。しかし由緒あるマリインスキー劇場が関わる今回のニュースは日本人ダンサーの夢と可能性をさらに広げてくれたと思います。今後の岩井さんの活躍に期待ですね。


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6月23日は学生達の卒業を祝するイベント、Алые Паруса(アーリエ・パルサー)を観に行ってきました。

これはサンクトペテルブルグの白夜の時期に行われる一大行事です。1968年から続くこの祭りは、アレクサンドル・グリーンの童話『赤い帆』をもとにしており、街中に赤い帆が飾られます。各地でコンサートが行われた後、跳ね橋が開いたネヴァ河を赤い帆が掲げられた船が走ります。

当日のショーと街中の雰囲気が少しでも伝わるよう、写真と動画を貼っていきますね。


▼青銅の騎士:23時00分頃。まだまだ外は明るいです。
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▼広場の前にはそびえ立つ国旗。
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▼ネヴァ河沿いの人々:23時20分頃。場所取りのために既に多くの人々が。
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▼ネフスキー通り:0時頃。街中に飾られた赤い帆。
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▼ネフスキー通りを飛んで行くФонарь(ファナーリ)。
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▼ネヴァ河沿い:0時40分頃。ファナーリを飛ばす人達。
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▼ファナーリに願いを込めて揚げるそうです。
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▼ネヴァ河沿い:深夜1時頃。
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▼ネヴァ河沿い:1時30分頃。演奏が始まり肩車に乗った人達が増えていました。日本ではあまり見られない光景ですね。
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▼ショー開始:1時40分。
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▼赤い帆船とペテロパヴロフスク要塞。
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▼船が走る間も花火と演奏は続きます。観客も非常に盛り上がっていました。
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▼ショーの中継動画



今年は祭り中の騒動を避けるためにあえて開催を日曜日に設定したとの事ですが、それでも多くの観客が約30分間のショーに足を運んでいました。帆船が通り過ぎた後も興奮は冷めやらず、翌朝まで飲み明かす人達も。深夜のアルコール販売を中止したのも加わって比較的落ち着いたイベントだったようです。
私はというと、スーパームーンが見られる日だったので、帰りがてらも満月を見ながら歩くという贅沢な1日でした。


▼おまけ。普段は青く光るДом Книги(本の家)のてっぺんも赤くライトアップされていました。
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全ロシア世論調査研究センターは、ロシア人の食料品の選び方についての調査結果を発表しています。(モスクワ、6月19日)
ロシア市民にとって食料品購入の際に気を付けている事、また価格による購入場所変更の有無についてのデータが挙げられています。


食料品購入の際に注目する点
商品の質(固定観念、主観)・・・29%
価格・・・27%
賞味期限・・・18%
成分表・・・12%
見た目(包装、メーカー)・・・5%
産地・・・2%


安い食料品を求めて離れた店舗まで出かける人の割合
価格差:都市部住人-農村部住人
5%:4%-14%
10%:11%-35%
25%:32%-54%
50%:58%-69%


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結果が表にまとめられていなかったので、読み取った文章からまとめてみました。

産地や見た目をほとんど気にしていないところが日本とは大きく違うところですね。
また賞味期限に対する注意も日本と比べると低いように感じます。

次の食料品の価格に伴う消費者の流動については日本でたとえるとコンビニと地元スーパー、イオン、コストコのどれを選ぶかといったところでしょうか。
引用元によると、ロシア人は最寄りの店で買い物を済ませる事を好むようで、25%安い食料品があるとしても53%の人々はわざわざ遠くまで出かけたりはしないという回答結果が出ているそうです。ロシア人全体で半数以上が離れた店まで食料品の買物へ行くと回答した価格条件は、半額になる場合のみでした。

農村部の住人が都市部の人々よりもフットワークが軽いのは、最寄りの店も家からはそこそこ離れていたり、賃金格差があったりという事も関係しているのかもしれません。


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記念公演は土曜日まで続く
この度サンクトペテルブルグのマリインスキー劇場の新館が開かれた。
これを機に行われる特別記念公演は、芸術監督ワレリー・ゲルギエフによる指導の下、木曜日から始まる。

この公演にはユーリ・バシュメット、オリガ・バロジーナ、ディアナ・ヴィシュネワ、イリダル・アブドラザコフらが出演する。それに加え、土曜日には劇場の本館では式典が催される予定だ。

マリインスキー劇場新館は四角い建物となっており、本館とはクリュコフ運河に架かった橋で繋がっている。建築家はジャック・ダイモンド。劇場の建設費は200億ルーブル以上にも上る。

新館講堂の収客数は約2000人となっており、新館にはメインステージ、リハーサル会場、楽屋や、バレエ、オペラ、コーラス及びオーケストラ用の稽古部屋が置かれている。その他にも多数の補助施設や屋上円形劇場、地下駐車場が設置されている。

木曜日の特別公演には、ロシア大統領のウラジーミル・プーチンも訪れる。
 


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ついにマリインスキー劇場の新館がオープンしました。
マリインスキー劇場とは、1783年エカテリーナ2世によって創られたサンクトペテルブルグの劇場です。

引用元の記事には写真も掲載していますが、今回新たに建設された新館は実にモダンな外観となっています。
そのためオープン前からも連日賛否両論の意見があちこちで飛び交っていました。

記事にあるように、建設費が高く、建物はショッピングモールみたいだと揶揄されたり、景観を壊すと非難され署名運動が起こったり・・・
私もちらっと前を通り過ぎたのですが、夜は赤・青・ピンク・紫と非常にカラフルなライトアップが衝撃的でした。

とはいえ、新館が開かれた事によって、オペラやバレエの同日公演も可能になり演目数が増える事も期待されます。
観光客もロシアの芸術に触れる機会が増えるといったメリットもあるので、今回の新設が悪いものだとは一概に言い切れません。

マリインスキーは長い歴史を持ち荘厳な帝室劇場といった印象が強いだけに市民の間ではまだ葛藤が続きそうです。

ロシアに愛される日本由来の食べ物といえば、スシが一番に思い浮かびます。



―ロシアで日本食がブーム


これは10年程前から言われている事ですが、
今でもまだ流行ってます。

サンクトペテルブルグには街中にスシ屋が並んでいて、
ネフスキー通り沿いに5分歩けば見つかります。
家に居ても宅配サービスを使えば食べられます。
ペテルブルグ発着のクルーズ内にもありました。

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日本でいえば、イタリアンレストランのようなイメージでしょうか。



実際日本の「寿司」に忠実な「スシ」が出ているかというと、
そういうわけではありません。
突っ込みどころ満載です、ロシアさん。
写真と一緒に突っ込んでいきましょう。

▼お味噌汁には蓮華。お箸は縦に。
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▼具は青ネギ。
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▼他店の味噌汁。器で隠れてますがやっぱり蓮華。こちらはワカメ入り。
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▼寿司の名称はなぜかフィラデルフィア。魚でロール。
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▼「てんぷら」という名前のスシ。揚げたのはどうやら海苔だけ。
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▼海苔は内側。具はウナギ・アボカド・クリームチーズ・キュウリ。周りは胡麻。
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ガリではなく紅ショウガ
謎のレモン
可愛らしく盛られるワサビ


こうして挙げだしたらキリがないのですが、
ロシア人の舌に合わせてるだけではなくエキゾチックな雰囲気を醸し出すために
あえて見た目も一風変わったものを作っているのかな、と解釈しています。

何にせよ、日本文化が受け入れられるのは嬉しい事ですね。
私もこっちのスシはこっちのスシで美味しく食べてます。


知り合ったロシア人には必ずといっていいほど現地の「スシ」について感想を聞かれるんですが、
「もはや『寿司』じゃなくて、ロシア料理(русская кухня/ルースカヤ・クーフニャ)だと思う」と伝えたところ、

「じゃあ私達が食べてるのはルーシーだね!」

と笑顔で返されました。 
ロシアに来たらボルシチやピロシキだけでなく、ルーシーにも挑戦してみてください。 

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